今年10月に第10期がスタートしたサクラグでは「Top of mind in D&I」を今期のスローガンに掲げ、「広義での多様性を認めること」や「世界中の誰一人取り残さないこと」を目標として行動できる組織づくりを目指しています。
社内にはD&I推進室が設置されているほか、全メンバー参加型のD&Iチャットルームがあり、日々活発な意見交換がおこなわれています。
はたらくの「イマ」を支える社内制度
ダイバーシティ=多様性、と言っても切り口や考え方はさまざまです。サクラグには、はたらくメンバーの多様性を認めあおうという観点からはじまった社内制度があります。
- SAKURUG For Women’s保健室
『SAKURUG For Women’s保健室』では、女性の社会参画を阻むハードルでもある月経、更年期障害など特有の症状について、診察・相談等の補助が受けられ、健康経営の一環として、会社が女性メンバーのウェルネスを支援する取り組みがおこなわれています。
<内容>
・漢方内科受診代orピル処方時の補助:月額2,500円
・Women‘s 相談窓口:女性特有の悩みについて専門家(助産師・薬剤師)へ相談
・Women‘s healthcare セミナー:女性特有の悩みについて、当事者だけでなく管理職・人事担当者を含め社内全体の理解と意識向上を促進
男性にはなかなか理解しづらい女性特有の症状を会社全体で受け入れることは容易なことではありませんが、時間をかけてインクルージョンしていきたいと考えています。
- 男性育休取得への取り組み
サクラグは『男性育休100%宣言』に賛同しています。
『男性育休100%宣言』は、ワーク・ライフバランス社が推進する、男性の育児休業取得率100%に向けた取り組みです。男性育休取得率100%の実現を目指して取り組んでいる組織の代表が宣言し、一丸となってこれまでの慣習を改革していくことを目指しています。
厚生労働省の「令和2年度雇用均等基本に調査」によると、2020年度の男性育休取得者の割合は12.65%(前年度7.48%)と、前年比1.7倍と大きく伸びていますが、女性の取得率(81.6%(前年度83.0%))には、大きく及びません。
当社では2021年夏に取締役が社内で初めて男性育休を取得しました。育休中、「専業主夫」「時短勤務」「自宅保育+リモート」といったさまざまなパターンを試し、ブログや全社ミーティングで体験シェアをおこなう等、男性育休や育児について社内理解の促進がおこなわれています。
はたらくの「未来」を支える若者への支援活動
サクラグでは、その他にも「高校生インターン」や「サクラグ就活支援金」など、未来を担う若者への支援活動を主体的におこなっています。
- 高校生インターン『チェリスタ』
サクラグの高校生インターン『チェリスタ』では、社会を「学びのサードプレイス」として提供することで、若者の能力開発と職業選択の自由を生み出すことを目標としています。
チェリスタには、これまでも学校や塾では得られない「社会での学び」を求めて国内外からたくさんの高校生・高専生が参加してきました。 それがコロナ禍においては、留学延期や海外からの帰国指示等で学びの機会を失った学生の受け皿になったほか、不登校経験のある学生が参加するなど、高校生インターンが職場体験の域を超え「学びのサードプレイス」としての役割を担うものだと実感しました。
コロナ禍は、休校、リモート学習、進学への不安など、若者にとっては悩みが積み重なる状況です。また家庭不和がある場合、コロナ禍で家族と密な時間が増えると自殺リスクが高くなるとも言われています。実際に、コロナ禍で小学生、中学生、高校生、大学生の自殺者数が増加したという悲しい結果も発表されました(厚労省「自殺の統計:地域における自殺の基礎資料」)。
そうしたなか、家庭と学校以外に、「社会」と若者が接続し、もっと広く自由な世界が存在していることを知ることは重要だと考えます。そして、その社会のなかで豊かに生きていくための「はたらく力」をインターンを通して育むことで、その後の人生における孤立を防ぎ、誰ひとり取り残さない社会を実現していけるものと考えています。
- サクラグ就活支援金
サクラグが、就活生に1人あたり10万円を支給する『サクラグ就活支援金』という取り組みもあります。
「ウィズコロナの就活にチャンスを」という想いから、経済的困難や地域格差を乗り越え、一人一人が納得のいく就活をするための機会提供をするべく、昨年から始めた取り組みです。
「大切なファーストキャリアを決める就活を、すべての人が納得のいくまで続けられる社会であってほしい、そのために支援を必要とする人にはできる限り手を差し伸べていきたい」との想いから、当該の選考に合格された方に就活費用として1人10万円を支給しています。サクラグと手を繋いだ学生が社会への新たな扉を開き、IT企業やベンチャー企業への関心や視野を広げ、未来をともに創りあげる存在になることを期待しております。
社会には「多様性」と一括りにはできないたくさんのマイノリティが存在します。サクラグでは誰ひとり取り残さない企業を目指して、これからも活動の場を広げてまいります。
社名: 株式会社SAKURUG
代表者名:遠藤 洋之
URL: https://sakurug.co.jp
設立: 2012年10月
事業内容:
・クリエイティブ テクノロジー事業
・リクルーティング エージェンシー事業
本社:
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー21F