【1】電子図書館による「教育」支援 【2】電子図書館による「読書」支援 【3】コロナ禍での電子図書館導入支援【株式会社メディアドゥ】
ESG活動のプロジェクト名
- 電子図書館による「教育」支援
- 電子図書館による「読書」支援
- コロナ禍での電子図書館導入支援
活動開始時期
- 2018年4月
- 2014年5月
- 2020年5月
プロジェクト概要
【1】電子図書館による「教育」支援
異文化理解や異文化間のコミュニケーションにおいて、英語力の向上が極めて重要な課題となる中、文部科学省は2020年度からの新学習指導要領で、楽しんで英語に親しむ小学校の「外国語活動」を小学3、4年生に前倒しし、5、6年で教科化しました。各小学校ではALT(外国語指導助手)の増員など、英語の学習環境の充実に向けたさまざまな対応に取り組んでいます。
こうした状況下で、メディアドゥは学校や教育委員会の方々に対し、これからの時代に即した教育環境を整備するため、「2024年度までに児童生徒1人1台端末環境」の実現を目指す文科省の「GIGAスクール構想」と併せた、電子図書館導入による英語学習の機会創出を提案しています。
OverDrive電子図書館は多様な英語書籍をPCやスマートフォンなどで閲覧できることが特長です。自宅学習にも活用できるほか、音声読み上げ機能「Read-Along」(朗読ナレーション付き電子書籍)のある書籍も含まれ、読み聞かせや発音学習などにも役立ちます。
【2】電子図書館による「読書」支援
電子図書館は時間や場所などにかかわらず、出版コンテンツに触れることができます。読書をしたいにも関わらず公共図書館が物理的に遠い、時間が取れないなどの事情で訪れることが困難な方々に向け、一つの解決策として電子図書館が提案できます。
OverDrive電子図書館の国内導入館は、2020年6月時点で公共図書館14館、大学図書館2館、学校図書館8館、企業図書館5館と計29館(導入予定含む)です。公共図書館では、日本語の紙の絵本と同時に英語の朗読ナレーション付き書籍を活用し、英語と日本語を交互に聞くことができる「お話会」などにも活用いただいています。
【3】コロナ禍での電子図書館導入支援
新型コロナウイルスの感染が国内で急拡大し、国による緊急事態宣言が発令された今春、全国の公共図書館・公民館図書室等の休館率は、2020年5月5~6日の調査で92%に達したとの調査結果があります(参照:https://savemlak.jp/wiki/saveMLAK:%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9/20200507)。その中で、感染リスクがない状態で図書館のサービスを受けることができる電子図書館への期待は高まり、図書館関係者からの問い合わせも今春以降急増しました。
メディアドゥは2020年5月、電子図書館の需要に迅速に応えるため、初期費と年度内の月額運用費を無償化し、早期導入を支援するキャンペーンを開始しました。当初は学校図書館向けに導入したキャンペーンですが、3週間後には公共図書館にも対象を拡大しました。
その後も平常時の10倍近い件数の問い合わせがあり、2020年6月時点で既に、キャンペーンを活用して導入を決めていただいた図書館もあります。
これまでの主な活動
・印刷ジャーナル「自粛生活を支えた電子図書館」http://www.pjl.co.jp/view/2020/06/13314.html
・日経新聞「メディアドゥHD、電子図書館の導入費用を無料に」https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58885950Y0A500C2X35000/
・HON.jp News Blog「電子図書館「Rakuten OverDrive」が神戸市と大阪市で試験導入開始」https://hon.jp/news/1.0/0/12061
・INTERNET Watch「「OverDrive Japan」導入から1年、潮来市立電子図書館の課題と展望」https://internet.watch.impress.co.jp/docs/event/1031233.html
株式会社メディアドゥ 代表取締役社長CEO 藤田恭嗣
株式会社メディアドゥは、著作者・出版社と書店・ユーザーの中間に立ち、コンテンツ配信・管理等をサポートする電子書籍流通事業を主軸として、「著作物の健全なる創造サイクルの創造」をミッション、「ひとつでも多くのコンテンツを、ひとりでも多くの人へ」をビジョンに掲げ、人々をコンテンツの力で豊かにしていくことを目指す企業です。
著作物を世に広め、出版市場全体の拡大に最大限寄与するために、「創作」「販売」を支援するとともに、人々の「読書」を加速するための情報やサービスの提供を推進しています。電子書籍流通の国内シェアNo.1という稀有なポジション、そしてこれまでに培ったノウハウや最先端技術を活かし、コンテンツの流通を取り巻くあらゆる仕組みに新たなソリューションを提供し続けています。
メディアドゥは電子書店による「販売」中心のビジネスモデルによるコンテンツ流通を主軸とする一方で、時間や場所を問わず「貸出」という方法で手軽にデジタルコンテンツに触れる機会を創出すべく、2014年以降、電子図書館プラットフォームの世界最大手である米国のOverDrive社との戦略的業務提携により、国内における電子図書館事業も展開しています。2020年4月末現在、国内書44,000タイトル、外国書200万タイトルを配信中です。