【2024年4月 月例会レポート】
2024年4月の月例会が開催されました。
今回、スペシャルゲストとして、マイナビ 名誉顧問 中川信川 氏をお招きし、デジタルホールディングス 代表 鉢嶺 登 氏によるファシリテーターにより、社長として舵を切られてから20年の壮大なチャレンジによる成長の軌跡をお話しいただきました。
2001年、毎日コミュニケーションズは赤字寸前の出版社でした。そこから社長に就任されて出版事業部と就職情報事業部を展開。2011年には社名をマイナビに変更。就任当時、売上高190億円だった状況からリーマンショックを乗り越え、20年で2,000億円にまで成長されました。
社長就任時の方針
- 新卒分野でトップを取る
- 人材総合ビジネスを目指す
- 教育分野や社会人向け情報誌の開拓
- 愚直に楽しく働ける会社を作る
- 利益を出し、会社の発展投資と社員に還元する
この方針を貫き、新卒分野においては2016年には掲載者数、登録者数、反応数、合同会社説明会参加人数、売上金額No.1を達成。
人材総合ビジネスでは、バイト情報(マイナビバイト)の立ち上げ時に自ら1日5件アポ同行を毎日10ヶ月やり続け、1年目は赤字11億だった事業を4年後には黒字化、さらにその4年後には営業利益60億円を出す媒体にまで成長させました。
2008年9月に起こったリーマンショックでは、「リストラはしない」方針をとられたことで戦力が温存でき、その後V字回復を果たします。
リーマンショック後に大切にした言葉は「帆を張る」。
風が来るのを読んで帆を張る人、風が来てから帆を張る人。風が来ても向きが変わるかわからないから帆を張らない人がいる。
社長時代のモチーフは「人事を尽くしなを執着心」。座右の銘は「人生いつも3合目」。
執着心を持って登り続けているからこそ、成し遂げられたことなのだと思います。
そして、経営者は熱量で決まる。そのことを社員全員に伝えられることが大事だと。
私達、EOの起業家に沢山のTAVをいただきました。
中川さん、ありがとうございました。
EO Tokyo Central では、毎月一度の月例会を開催し、学びや交流の場を通して、起業家の成長を支援しています。
記事制作:EO Tokyo Central マーコム委員
株式会社IT経営ワークス 代表取締役 本間卓哉