2023年11 月の月例会が開催されました。
今回、ゲストとして株式会社M&A総合研究所の佐上峻作さんをお招きしました。
2018年に創業した株式会社M&A総合研究所を、わずか創業3年9カ月でスピード上場を実現させ、月例会当日の時価総額は2,100億円を突破しています。
素晴らしい成長を遂げていらっしゃる佐上さんからより多くのTAVを引き出すべく、副会長の天沼さんとの対談形式にて行われました。
佐上さんに大学時代の取り組みや、最初の起業のきっかけ、1回目のM&Aによる売却の経緯や売先とのご縁、株式会社M&A総合研究所設立の背景などを伺いました。
その後、M&A総研でここまでの成長を遂げる要因や秘訣に関する対談が行われました。
まず、管理部門の強固な体制やコンプライアンス意識の醸成、とにかく仕組化・システム化による効率化を図り続けていること。
次に、佐上さんが組織づくりを重要視していること、具体的には社員の満足なしに顧客の満足は得られないという考え方を元に、『社員にとっての幸福は何?』ということをご自身で考え、①お金がある②お客様に喜ばれる③時間的余裕があるという結論を出し、この会社に居るからこそ人生が充実すると思ってもらえるような取り組みを続けていること。
更に、佐上さんの価値観を浸透させ続けるため、月に1度佐上さんが口頭で社員にメッセージしていることなどをシェアいただきました。
ビジネス全体で重要な価値観は?という天沼さんの問いに対して『利益の成長をロジカルに作り込めるか』というお答えがとても印象に残りました。起こること・起こりえることについて“なぜ?”という疑問を持ち、要素別に分解して対策を立て、事業も経費もモニタリングする仕組みを作ることへの強いご意向を感じました。
この他にも、組織の階層や社員とのコミュニケーション、教育方法や佐上さんの1日のスケジュールなど、ここに書ききれない程の質問にお答えいただきました。
全体を通じて、俯瞰する、深く思考する、仮説を立てて検証をする、大事なことにはご自身のリソースを全投下することへの徹底度合いに非常に刺激を受けている起業家も多く、大変有意義な講演会になりました。