株式会社LIFULL 代表取締役会長 井上高志さんが 母校・洋光台第二中学校で起業家ペイフォワード講演を実施
2025年10月20日、横浜市立洋光台第二中学校の創立50周年記念式典にて、株式会社LIFULL代表取締役会長の井上高志氏(EO Tokyo Centralメンバー)が講演を行いました。
テーマは「利他主義という人生 ~僕は子どもの頃はのび太だった~」
母校での登壇を通じて、井上氏は自身の原点を語りながら、生徒たちに「挑戦する勇気」と「他者を思いやる心」の大切さを伝えました。
のび太だった少年が、起業家になるまで
井上氏は洋光台第二中学校の卒業生。幼少期は引っ込み思案で、兄が入っていたバスケットボール部に入部し、補欠が続いたと振り返ります。
「僕はのび太みたいな子どもでした」と笑いながらも、母親から「何事も経験だよ」「あんたは大器晩成」と何度も言われた経験が、自信の源になったと語りました。
大学進学後、就職、そして26歳での独立。
不動産情報の非対称性をなくしたいという想いから、LIFULL(旧ネクスト)を創業。
社会の課題を解決する「利他主義経営」を貫き、企業を上場へと導いた経緯を、ユーモアを交えながら紹介しました。
幸せと利他の関係
講演の中で井上氏が特に強調したのは、「他者への貢献こそが、最も持続する喜び、そして幸せである」と説きました。
生徒たちに「幸せはお金で買えると思う?」「将来の夢は?」と問いかけ、隣同士で話し合う時間も設けるなど、参加型の構成で会場は終始温かい空気に包まれました。

普通の人でも世界を変えられる
後半では、自身のビジョンとして「世界平和」と「生活費を10分の1にする社会」の実現を掲げ、テクノロジーと利他の心で社会を変えていく未来像を語りました。
「普通の人にも、志と仲間があれば世界を変えられる」というメッセージに、生徒たちは真剣な眼差しで耳を傾けていました。
最後には、母親への感謝の言葉で講演を締めくくり、会場からは温かい拍手が送られました。
次世代への恩送り
自らの原点である母校で「恩送り」を実践した井上氏の姿は、生徒たちにとっても地域にとっても、記念式典にふさわしい学びと感動の時間となりました。
今後も全国の学校で同様のプログラムを展開し、次世代が自らの情熱と志をもって社会に貢献できる機会を広げていきます。
実施概要
日 時:2025年10月20日(月)
会 場:横浜市立洋光台第二中学校(横浜市磯子区)
登壇者:株式会社LIFULL 代表取締役会長 井上高志 氏
演 題:「利他主義という人生 ~僕は子どもの頃はのび太だった~」
主 催:洋光台第二中学校
協 力:EO Tokyo Central(起業家ペイフォワード委員)