株式会社cotta 代表取締役社⻑ ⿊須亜希⼦さんが津久⾒中学校で起業家ペイフォワード講演を実施

2025年7⽉8⽇、⼤分県津久⾒市の津久⾒中学校にて、EO Tokyo Centralの起業家ペイフォワードプログラムによる講演会を開催しました。登壇者は津久⾒市⽴第⼆中学校(現在の津久⾒中学校)出⾝で、津久⾒市唯⼀の上場企業である株式会社cottaの代表取締役社⻑ ⿊須亜希⼦ ⽒(第30期EO Tokyo Central 副会⻑兼ファイナンス理事)。約120名の中学2年⽣が参加し、アントレプレナーシップと地域愛に満ちた貴重な学びの時間となりました。
地域に根ざした企業の誇り
株式会社cottaは製菓⽤⾷材・包装資材販売を⼿がける企業で、津久⾒市に本社・⼯場を構え、百数⼗名の地元雇⽤を創出しています。⿊須⽒は津久⾒市⽴第⼆中学校(現在の津久⾒中学校)の卒業⽣として、⺟校と地域への深い愛情を持ちながら事業を展開してきました。
講演では、学⽣時代の成功体験やつらかった出来事を率直に語り、「津久⾒という⼩さなまちから上場した会社。⾃分たちにしかない本質的な強みを⾒つめ直し、何度も危機を乗り越えた」と、地⽅発の企業が全国、世界に⽻ばたく可能性を⽰しました。
学⽣たちの⼼に響いたメッセージ
⿊須⽒は進学や就職の選択を控える後輩たちに向けて、「失敗しても良いから、全⼒で取り組むことで未来が付いてくる」と⼒強いエールを送りました。起業家として数々の困難を乗り越えてきた実体験に基づいた重みのあるメッセージでした。
参加した学⽣からは「起業が今後のキャリアの選択肢の⼀つになった」という感想が寄せられ、講演が学⽣たちの将来の可能性を広げる機会となりました。
地域密着型の取り組み
8割以上の学⽣がcotta社を認知しており、「東京から来た⼈」として驚きをもって迎えられた講演者が、実は地元津久⾒出⾝であることに、学⽣たちは特別な親近感を抱いていました。講演では⿊須⽒から学⽣⼀⼈ひとりにホットケーキミックスをお⼟産として⽤意するなど、地域企業ならではの温かい配慮も⾒られました。
メディアも注⽬
この取り組みは地域でも⼤きな注⽬を集め、⼤分合同新聞に「コッタの⿊須社⻑が⺟校津久⾒中で講演『失敗しても良いから全⼒で取り組んで』」として掲載されました。校⻑先⽣、学年担当教員のほか、⼤分合同新聞記者、津久⾒市広報班も参加し、地域を挙げての教育⽀援の場となりました。
起業家ペイフォワードの意義
同⾏したEO Tokyo Centralパーソナルラーニング委員の⻄川真梨⼦⽒(株式会社YOUR MEAL )は、「学⽣にとっては東京の⼈とかかわること⾃体が稀有な体験。こういう若いころの接点や機会が記憶の引き出しの⼀つになり、いつか⼤⼈になったときの情報源になる」と、このプログラムの⻑期的な価値を⽰しています。
校⻑先⽣からも「学⽣が仕事について学べる機会を増やすため、昨年地元⽯灰会社の会⻑に講演をしてもらったが、今回のオファーは⾮常にありがたかった」との感謝の⾔葉をいただきました。
次世代への投資
EO Tokyo Centralの起業家ペイフォワードプログラムは、起業家が⺟校や地域の学校で講演を⾏う取り組みです。本講演では、⿊須亜希⼦⽒が、⾃⾝の挑戦の軌跡をもとに、「情熱を信じて⼀歩を踏み出すことの⼤切さ」について語りました。
単なる成功談にとどまらず、迷いや葛藤、努⼒の積み重ねを率直に共有することで、⽣徒⼀⼈ひとりが、⾃分の中にある⼒や可能性を再認識し、未来に向けて前向きな気持ちを育む内容となっています。過去の経験はすべて未来への糧になること、⾃分の中にある”情熱の種”に気づき、信じて進めば道は拓けること。起業やビジネスに関⼼があるかどうかを問わず、「⾃分の⼈⽣をどう⽣きるか」という根源的な問いに向き合うきっかけとなる講演でした。
⿊須⽒⾃⾝も「2年前に隣の中学と統合して、通っていた校舎とは違う場所だったのが残念だったが、貴重な機会で実施できてうれしかった」と語り、⺟校への恩返しの想いを実現できた喜 びを表現しました。
EO Tokyo Centralでは今後も起業家ペイフォワードプログラムを通じて、全国の学校でアント レプレナーシップ教育を推進し、不確実性の⾼い社会で活躍できる次世代の⼈材育成に貢献し てまいります。
実施概要
⽇時: 2025年7⽉8⽇(⽕)13:30〜14:20
会場: 津久⾒市⽴津久⾒中学校 メディアセンター
登壇者: 株式会社cotta代表取締役社⻑ ⿊須亜希⼦⽒(第30期EO Tokyo Central 副会⻑ 兼ファイナンス理事)
参加者: 中学2年⽣約120名、教職員、地域関係者
主催: EO Tokyo Central