株式会社フラッグシップオーケストラ 大澤穂高さんが南成瀬中で起業家ペイフォワード講演を実施

中学生が見つける「好き」の力
2025年7月1日、町田市立南成瀬中学校にて、EO Tokyo Centralの「起業家ペイフォワード」プログラムによる講演会が行われました。第1回の登壇者を務めたのは、同校卒業生であり、株式会社フラッグシップオーケストラ代表取締役の大澤穂高氏。中学3年生166名と教職員が参加し、「好きなことを見つける」「どう生きたいかを考える」というテーマのもと、心を揺さぶる時間となりました。
「好き」を動詞で語る、キャリアの原点を問い直す時間
講演ではまず、大澤氏自身のキャリアを紹介。中学卒業後の進学・就職、そして起業に至るまでの道のりを、リアルなエピソードを交えて語りました。講演の核となったのは、「好き」と「得意」の違い、そして“名詞ではなく動詞で自分の好きを考える”というワーク。
生徒たちは「走るのが好き」「話すのが好き」など、自分の“好き”を言葉にし、それをクラスメートとシェア。ふだん考えたことのない「自分自身」に向き合う貴重な時間となりました。
起業家の言葉が引き出す、生徒の内なる声
講演後、生徒からは次のような感想が寄せられました。
- 「起業は特別な人のものだと思っていたけど、“なりたい”という気持ちが大切なんだと知った」
- 「勉強することの意味を、将来から逆算して考えるようになった」
- 「もっと自分について考えてみたいと思えた」
また、質疑応答では、「中学時代の成績は?」「起業して大変だったことは?」「どんな会社を経営しているの?」など、生徒からの率直な質問が多数寄せられ、会場は熱気に包まれました。
登壇者の気づき:問いの力と、出会いの価値
大澤氏自身も「想像以上に生徒たちが真剣に向き合ってくれた」と語り、こう続けます。
「“どこに進学するか”ではなく、“どう生きたいか”“どんな仕事をしたいか”という問いが、彼らの思考を深めるのだと実感しました。もっと早くから、多様な大人の話に触れる機会があることの価値を、あらためて感じました」
中学時代の自分にこんな機会があったら…と、少し羨ましく思えたと振り返る姿から、まさに「ペイフォワード=恩送り」の本質が感じられました。
今後の展開
EO Tokyo Centralでは、今後も「起業家ペイフォワード」プログラムを通じて、全国各地の中学校・高校でアントレプレナーシップ教育を展開予定です。次回の南成瀬中学校での講演は、2025年10~12月に2年生対象、2026年1~2月には1年生を対象に実施予定です。
EO Tokyo Centralでは今後も起業家ペイフォワードプログラムを通じて、全国の学校でアントレプレナーシップ教育を推進し、不確実性の高い社会で活躍できる次世代の人材育成に貢献してまいります。
実施概要
日時:2025年7月1日(火)13:30〜14:50
会場:町田市立南成瀬中学校 体育館
登壇者:株式会社フラッグシップオーケストラ 代表取締役 大澤穂高 氏(EO Tokyo Central)
参加者:中学3年生166名、教職員9名
主催:EO Tokyo Central