【2024年6月 月例会レポート】
2024年6月の月例会が開催されました。
今回のスペシャルゲストとして、オリックスのシニア・チェアマン宮内義彦氏をお迎えし、株式会社オアシスライフスタイルグループ代表取締役の関谷有三氏がファシリテーターを務めました。宮内氏には、オリックスの社長、会長、グループCEOを歴任した軌跡と、そこで得た経験や学びについてお話しいただきました。
講演は質問形式で進行され、いくつかの質問とその回答を以下に記します。
「数兆円規模の会社を作ることができた要因は何ですか?」
宮内氏:「会社を成長させることができたのは、みんなが協力してくれたおかげです。自分一人では成し遂げられなかった。」
「最近のベンチャー社長へのアドバイスは?」
宮内氏:「若い人たちは非常に優秀で知識も豊富ですが、その知識に対する実体験が不足していることがあります。そのギャップを埋めるようにすると良いでしょう。」
「経営は簡単ですか?」
宮内氏:「経営は簡単だと思わなければ続けられません。何事もポジティブに考えることが大切です。」
特に印象的だったのは、「経営者は勉強し続けなければならない」という強いメッセージです。
宮内氏は、「世の中は急速に変わるため、経営者は常に勉強し続ける必要がある。特に若いうちは、知識を溜め込むことが重要だ」と述べました。
また、会社の進むべき方向や社会貢献についての深い考察も共有されました。
宮内氏は、「成長する会社は、社会が求めるものを提供している会社です。会社を大きくしようと考えるのではなく、社会のニーズに応えているからこそ成長するのです。事業活動そのものが社会貢献であり、成長する事業は必然的に社会に貢献している」と語りました。
宮内氏の講演は、日本を代表する経営者としての貴重な学びを私たちEOの起業家に与えてくれました。宮内さん、ありがとうございました。
また、この月例会は、28期代表であった株式会社アップルの文字放送さんにとって特別な会でもありました。
28期の任期を終え、次期代表にバトンを渡すこの瞬間は、文字さんにとっても会員にとっても感慨深いものとなりました。
文字さんは、28期の1年間を通じてリーダーとしてEO Tokyo Centralを支え、その献身的なリーダーシップにより多くのメンバーが新しいビジネスチャンスや学びを得ることができました。特に彼の穏やかな人柄と強い信念が、コミュニティに安定感をもたらし、メンバー一人ひとりが自信を持って成長できる環境を築いてくれました。
会の最後には、文字さんへの感謝の気持ちを込めたセレモニーが行われ、花束が贈呈されました。また、理事会や家族からのビデオメッセージも上映され、その中で家族が語った「文字さんがいかに多くの時間をEOの活動に捧げ、情熱を持って取り組んでいたか」というエピソードは、メンバーの心を強く打ち、会場全体が感動に包まれました。
新たに29期代表に就任した株式会社エアークローゼットの天沼聰さんにとっても、この場は特別なスタートを切る瞬間となりました。天沼さんは、文字さんの築き上げたEO Tokyo Centralを引き継ぎ、さらに次のステージへと導いていくことが期待されています。
EO Tokyo Centralでは、毎月一度の月例会を開催し、学びや交流の場を通じて起業家の成長を支援しています。
記事制作:EO Tokyo Central マーコム委員
株式会社Wedia 今井 信