「レスキューホテルで、全国の災害・感染症対策に貢献する」フェイズフリー(Phase Free)プロジェクト 【株式会社デベロップ】
“世界的な気候の変化は、過去にない規模の大雨や台風をたびたび発生させ、住み慣れた家や街で過ごすという私たちの暮らしの根幹を脅かすまでになっています。更には、今年発生した、世界的規模の感染症問題も、この問題を複雑なものにしております。
コンテナ型の動くホテルである「レスキューホテル」は、デベロップがこれまでに蓄積してきたさまざまなノウハウを結集し、地域の暮らしの安全・安心に貢献することを目指した、新しい公益のためのしくみです。
当社がこれまで開発してきたホテルなどの建築物の多くでは、複数の建築用コンテナモジュールをつなぎ合わせたり重ねたりして、ひとつの建築物を構築してきました。
一方、コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズでは、建築用コンテナモジュールをつなぎ合わせることなく、1ユニットを独立した1客室として使用し、コンテナの移設性やフレキシビリティを最大限に生かすことで新たな価値を生み出すことをねらいとしています。
そうして生まれた「ザ・ヤード」シリーズは、スピーディかつ低コストでホテルを開発できるだけでなく、社会のニーズや要請に応じて規模を集約したり、分散したり、移設したりすることができる、新たなホテル形態です。
私たちは、この特長をビジネスだけでなく公益に活かすことを目指しています。平時には観光やビジネス等に利用されるホテルが、災害時には被災地にすみやかに駆けつける・・・それが「レスキューホテル」のコンセプトであり、「ESG」を実現するものと考えております。
また、この事業プロジェクトは、
「日常時と、非常時という2つの時間(=Phase)の連続のなかで、日常時だけ、もしくは非常時だけにしか使うことができないモノやサービスではなく、両方のフェーズで便利に活用できるモノやサービスの方が良い」という、「フェイズフリー(Phase Free)」という新たな概念(時間的な制約を取り払い、未来の命や生活を守るための新しいアイデア)にも合致するものと考えております。
尚、この「レスキューホテル」が誕生した背景のひとつは東日本大震災です。大震災発生から10ヶ月後に、宮城県石巻市にて、「震災復興従事者用の宿泊施設」を建築用コンテナモジュールを用いて建築した際、様々な障害にぶつかり、また、避難所で過ごす皆さまのご苦労を目の当たりにしたことで、コンテナ建築を活かした災害時ソリューションの開発に強い使命感を持つ最初の機会となりました。
その後、様々な事業のノウハウを集積ないし収斂した結果として、この「レスキューホテル」という形に辿り着きました。
この「レスキューホテル」を、より多くの自治体(行政機関)と「防災協定」を締結し、産官連携で本事業を推進することにより、
環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)が並立する「ESG」を実現するものと確信しております。
レスキューホテルとは:
https://www.dvlp.jp/lp/rescue_hotel/hotel/
公益財団法人ひまわりベンチャー育成基金(理事長 千葉銀行取締役頭取)より、当社の「レスキューホテルプロジェクト」が、「2020年の上半期の部」で、「新規性・独創性」及び「社会性等」を高く評価いただき、千葉県内の企業約40社の中から助成対象に選ばれました。
https://develop-group.jp/news/2020/detail/20200731001.html
https://www.chibahimawari.org/”
千代田区PCR検査の体制強化のために出勤
災害発生時における避難所設置の協力に関する協定調印式
”
【会社概要】
社名:株式会社デベロップ
代表者名:代表取締役 岡村健史
URL: https://develop-group.jp/
https://www.dvlp.jp/
当社は、2007年2月に建築用コンテナモジュールの開発ないし製造会社として創業し、「共通価値の創造企業(Creating Shared Value Company)」という理念のもと、さまざまなソリューションとサービス領域を拡大してきた企業です。
サステナブル建築=コンテナ建築、プロパティマネジメント、再生可能エネルギー事業、ホテル事業、子育て支援事業の5つの事業を柱とし、それぞれの事業のシナジー効果を得て、「更なる経営ないし技術革新」を図るべく、日々トライ&エラーを繰り返してきました。
ホテル事業においては、2018年の12月より、当社の理念と、「SDGs」、「ESG」及び「CSR」の実現を図るべく、
コンテナ型の動くホテルを用いた「レスキューホテル事業」の全国展開を進めており、これにより、「地域の雇用ないし経済への貢献」、「隣国の優秀な人財登用等によるダイバーシティ経営」、「制度改革」をも意識した事業へと成長を遂げております。
他方、内外のステークホルダーの為にも、「稼ぐ力と組織力の強化」を図り、我が社を取り巻く様々な外的又は内的要因によって影響されにくく「潰れにくい会社」となるべく、売上や実績数、稼働率等の数字にもコミットしております。
2020年10月現在、全国にトランクルームは約6700室、建築物件は300件以上、太陽光発電所は1100ヶ所、ホテルは20軒以上の開発実績が有ります。
“